仏BNPパリバ株が急伸、増配とコスト削減計画を好感

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  • 2019年までに投資銀行部門で10億ユーロの経費節減目指す
  • 通期配当を1株当たり2.31ユーロに引き上げ、07年以来の高水準

フランス最大の銀行、BNPパリバの株価が5日のパリ市場で大幅高となった。配当を8年ぶり高水準に引き上げたことと投資銀行部門のコスト削減計画を打ち出したことが好感された。

  BNPは2015年通期配当を1株当たり2.31ユーロと、前年の1.50ユーロから引き上げる案を示した。15年10-12月(第4四半期)純利益は6億6500万ユーロ(約870億円)と、前年同期の13億8000万ユーロから52%減少。ブルームバーグが集計したアナリスト5人の予想平均は8億6400万ユーロだった。

  株価は一時5.6%高となり、パリ時間午後0時28分現在は4.5%高。

  BNPは投資銀行部門のリスク加重資産を約200億ユーロ(10%相当)削減する。資本を比較的使わずに手数料を得られる事業に重点を置く計画。19年までに10億ユーロのコストを抑制することも目指す。

  昨年第4四半期のグローバルマーケッツ事業の収入は8.9%増、株式とプライムサービス事業が29%増、債券トレーディングは1.3%増だった。

  ラルス・マシュニル最高財務責任者(CFO)はブルームバーグとのテレビインタビューで、「当行は順調だ」とし、法人・投資銀行部門で他行が撤退した分野の市場シェアを伸ばしたと説明。一方、「過去において適応したが、将来には逆風の可能性がある。特に規制に関してそうだ」と述べた。

  グローバルマーケッツとコーポレートファイナンス、証券サービスを含む同部門の税引き前利益は、コスト増が響いて9.2%減少した。

  欧州の消費者向け銀行部門の利益は8.1%減だった。

  普通株ティア1自己資本比率は15年末に10.9%と、前年の10.3%から上昇。同行は17年半ばまでに11.5%とすることを目指している。

原題:BNP Paribas Posts Drop in Quarterly Profit, Pledges Savings (1)(抜粋)
BNP Paribas Jumps as Bank Raises Dividend, Targets Cost Cuts (1)

(第1、2段落を書き換え第3段落に株価を追加します。.)
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