米バイアコム:ドーマンCEOを会長に指名、レッドストーン氏退任

  • 取締役会は独立したリーダーを求めたシャリ氏の要求退ける
  • 10対1の賛成多数でドーマンCEOを支持-シャリ氏が唯一の反対票

米メディア会社バイアコムの取締役会は、創業者サムナー・レッドストーン氏の娘の要求を退け、フィリップ・ドーマン最高経営責任者(CEO)を会長に指名した。30年近くにわたるレッドストーン一族によるバイアコムの経営支配が終わりを迎える。

  バイアコムが4日発表した。同社は音楽専門局「MTV」や子供向けの「ニコロデオン」、映画事業パラマウント・ピクチャーズを傘下に置く。事情に詳しい関係者1人によると、取締役会は電話会議で10対1の賛成多数でドーマン氏の会長起用を決めた。レッドストーン氏(92)の娘のシャリ・レッドストーン氏(61)が唯一の反対票を投じた。シャリ氏は3日、他の取締役に宛てた書簡で、自身やドーマン氏(61)を含む家族信託の受託者ではなく、独立した立場のリーダーが会長に就くべきだと訴えていた。

  取締役会のガバナンス・指名委員会のウィリアム・シュワルツ委員長は発表文でドーマン氏について、「30年近くにわたりバイアコムの成功のあらゆる側面でサムナー氏とともに貢献してきた」と指摘。「執行会長就任はバイアコムと全株主にとって一番の利益になると考える」と述べた。
  
  シャリ氏は取締役会が提案した非常勤会長への就任を辞退し副会長にとどまる道を選択した。サムナー氏は米国の大手メディア2社であるCBSとバイアコムの経営から退くが、引き続き両社の支配株主であるため、新会長が重要な決定を下す際には最終的にサムナー氏の承認が必要となる。

原題:Viacom Board Names Dauman Chairman, Replacing Aging Redstone (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE