さる年祝う中国春節、燃料需要拡大へ-地球上で最大の人間の移動

  • 中国の旧正月の旅行者増加で燃料需要拡大:ソシエテG予想
  • 旅行者の88%が道路を使って移動、ガソリン需要押し上げる見込み

中国の春節(旧正月)の連休には10億人余りが旅行し、世界最大の人間の移動が繰り広げられる。同国のドライブシーズン到来により燃料需要が拡大すると、ソシエテ・ジェネラルはみている。

  ソシエテ・ジェネラルは4日のリポートで、えとがひつじからさるに変わる春節を中心とした「春運」と呼ばれる交通量が非常に多くなる40日間で、今年は自動車旅行が延べ約32億件に上るとの見通しを示した。マーク・キーナン氏らアナリストはリポートで、中国の多くの人にとってこの旅行は毎年恒例の帰省に当たり、ガソリン需要が「大幅に」増加すると指摘する。

  春節の連休中は世界2位の規模を誇る中国の経済活動が1週間にわたってほぼ停止状態となる。ソシエテ・ジェネラルによると、今年は1月24日から始まった春運期間中に自動車のほか、航空機で延べ約4200万人、列車の片道乗車で延べ約2億5800人が旅行すると見込まれ、同行はこの数について「途方もない」と説明している。

  アナリストらはリポートで「春節が中国の石油製品の顕在需要に及ぼす影響は大きく、強まりつつある」と指摘。「春節は地球上で最大の人間の移動であり、全体の88%が道路を利用するためガソリンへの影響が最も顕著だ」と述べた。

  リポートによれば、過去5年間、春節の連休中のガソリン需要は年間の日量平均を24万2000バレル上回った。ブルームバーグが集計したデータによると、中国の昨年のガソリン顕在需要は日量約270万バレル。中国は世界最大の自動車市場で、石油消費では2位。ソシエテ・ジェネラルは、ジェット燃料の需要も日量平均7万5000バレル増加したと推計している。

原題:Biggest Human Migration to Greet Year of Monkey Is Boon for Fuel(抜粋)

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