米国株:続伸、資源や資本財株が高い-ドル安で商品価格が上昇

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4日の米株式相場は続伸。資源や資本財株が高い。ドル安で商品価格が上昇したほか、多国籍企業の利益について明るい見方が広がった。

  資源株ではフリーポート・マクモランとアルコアが10%以上急伸した。アルコアは前日と合わせた2日間の上げとしては約7年で最大。キャタピラーやゼネラル・エレクトリック(GE)も値上がりした。一方で消費関連は最も下げがきつかった。ラルフローレンは上場来で最大の下げ。通期予想の引き下げが嫌気された。百貨店のコールズも安い。2015年10―12月(第4四半期)の売り上げ低調が利益を圧迫した。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%高の1915.45。この日は上げ下げを繰り返す展開が続いた。ダウ工業株30種平均は79.92ドル(0.5%)上げて16416.58ドル。

  ナショナル・アライアンス・キャピタル・マーケッツの国際債券責任者アンドルー・ブレナー氏は、「ドルが下がればそれだけ商品にはプラスだ」と指摘。「原油が安定しさえすれば盛り返すだろう。また金利の低い状況が続く限り、株価は大きく上昇する可能性がある」と続けた。

  米国株相場は前日、ドルの大幅下落をきっかけにエネルギー株や資源株が主導する形で上昇した。同日朝に発表された1月の非製造業総合景況指数は2014年以来の低水準となり、ドルはこの発表後に下げ足を速めた。

  R&Aリサーチ・アンド・アセット・マネジメントのオットー・バサー氏は「ドルの下落は米国にとって両刃の剣だ」と指摘。「企業の利益にはプラスだ。低かった予想に反してまずまずの内容になっている。ただドル安は景気見通しの悪化によってもたらされた面もあり、それは必ずしもプラスとはいえない」と続けた。

  この日の経済指標では、先週の米週間新規失業保険申請件数が前週比で増加。また2015年10-12月(第4四半期)の米労働生産性はここ2年近くで最大の落ち込みとなった。労働コストは上昇した。

  昨年12月の米製造業受注は前月比2.9%減で、市場予想(2.8%減)を若干下回った。市場の注目は、あす5日発表の1月の雇用統計に移る。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は0.9%上昇の21.84。

  S&P500種の業種別10指数では素材と資本財・サービスの指数が特に大きく上昇。金融株の指数も上げた。生活必需品と一般消費財・サービスの指数は下げた。

  フリーポート・マクモランは18%高。この2日間では31%上昇となった。2日間の上げとしては昨年8月以来最大。

原題:U.S. Stocks Advance as Raw-Materials, Industrial Shares Rally(抜粋)

(第2段および5段落以降を追加し、更新します.)
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