クレディ・スイスCEO、「醜いあひるの子」の命名正しかったと痛感

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クレディ・スイス・グループのティージャン・ティアム最高経営責任者(CEO)は昨年10月に事業再編計画を発表した際、同行が手掛ける事業の中に「誰もが嫌う醜いあひるの子が2羽いる」と語っていた。2015年10-12月(第4四半期)業績によって、この2事業がどうして嫌われるのかを思い知らされることになった。

  同CEOが醜いあひるの子と呼んだのは証券化商品とクレジット。実際、クレディ・スイスの社債と証券化商品トレーディング部門は保有資産の時価評価による約5億ドル(約590億円)の損失を計上した。同行が4日明らかにした。

   クレディ・スイスがバランスシート上に抱えていた在庫の評価額が、世界的な市場の混乱の中で急落した。高利回り資産の在庫を抱え売り手と買い手の仲介をするビジネスのリスクが浮き彫りになった。

  ティアムCEOは昨年、2事業が嫌われる理由を「多くの利益を生むが資本も多く必要とするからだ」と説明。「しかし個人的には35-40%のリターンを生む事業なので幾分、資本を占有することはかまわないと思う」と述べていた。

  同CEOは4日の決算発表後、「原油が急落し人々がパニックに陥り、価格が急激に動き始めた」と振り返った。

原題:Credit Suisse Lost $500 Million on ‘Ugly Ducklings’ Thiam Backs(抜粋)

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