「板挟み」中国は人民元を引き上げる、市場は備えよ-ゴールドマン

  • 向こう数週間に中心レートは引き上げられ相場反騰へ-ブルックス氏
  • オーストラリアやマレーシア、インドネシア通貨も上昇

中国は人民元の中心レートを向こう数週間に恐らく引き上げ、これに驚いた市場はリスクテーク意欲を取り戻しオーストラリアやマレーシアなどの通貨が上昇するー。ゴールドマン・サックス・グループの為替戦略責任者、ロビン・ブルックス氏はこのように予想する。

  同氏はシドニーでの会議とその後のインタビューで、中国は「板挟み」の状況にあり、当局者らは国内経済を刺激したいものの元の中心レートを引き下げれば株安と資本流出を招き、金融を引き締める結果に終わることに気づきつつあると説明。元安はさらに、近隣諸国の通貨をそれ以上に下落させ、中国の輸出競争力もそぐと付け加えた。 中国人民銀行(中央銀行)は4日、元の中心レートを4週間ぶり高水準の1ドル=6.5419元に引き上げた。

  ブルックス氏は「市場は中国にあまりに弱気であるので、1ドル=6.30元のような水準にまで戻らなくても、6.50元台の下の方にまでいけば市場参加者には十分大きな驚きになると思う」と発言。「市場は不意打ちされ、リスクをテークする上昇相場が始まるだろう」と続けた。

原題:China’s Catch-22 Signals Stronger Yuan Surprise to Goldman Sachs(抜粋)

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