信託銀買越額が約7年ぶり多さ、年金リバランスの見方-1月4週需給

1月4週(25-29日)の日本株市場で、年金基金の動向などを反映する信託銀行の買越額が週間ベースでおよそ7年ぶりの高水準に膨らんだ。

  東京証券取引所が4日午後に発表した投資部門別売買動向(東京・名古屋2市場の1、2部等合計)によると、信託銀は日本株現物を10週連続で買い越し、買越額は2708億円と2009年3月1週(3699億円)以来の多さとなった。

  昨年末に1547ポイントだったTOPIXは、海外原油市況の下落や中国経済の減速懸念、米国利上げの悪影響が警戒される格好で年初から一方的な下げとなり、1月21日には1301と昨年末に比べ16%下落した。1月4週は原油の底打ち期待と日本銀行のマイナス金利政策の導入が好感され、週間では4.2%高の1432.07と4週ぶりに反発したが、過去半年の平均1525ポイントを下回る状況にあった。

  みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリストは、「株式ウエートが下がっているため、年金中心にリバランス的な買いが入ったようだ」とみていた。

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