ゴールドマンとPIMCOが警告、債券市場は米利上げを過小評価

  • トレーダーは米国の利上げに備える準備ができていないと指摘
  • 米国の10年国債利回りが年内に3%程度に上昇するとハッチウス氏

米銀ゴールドマン・サックス・グループと米債券ファンド運営会社パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は、債券相場が今後下げる見通しであり、米連邦準備制度がどこまで利上げを進めるか、今後の動きに備える準備がトレーダーにはないと指摘した。

  ゴールドマン・サックスのチーフエコノミスト、ジャン・ハッチウス氏はシドニーで開かれた会議で、「2年債の利回りは上昇する可能性が高い。われわれが経験することになりそうな金融の正常化の度合いを債券市場はかなり過少評価している」と発言。指標となる米国の10年国債利回りは4日時点の1.90%から年内に3%程度に上げると予測した。

   一方、PIMCOのミヒール・ウォーラ氏らも3日のリポートで、世界の経済成長がデフレ不安を和らげ、米連邦準備制度はトレーダーの予想を上回る利上げを行うとの見通しを示した。リポートによれば、PIMCOはグローバル債券の投資ポジションを「軽度のアンダーウエート」としている。

  ハッチウス氏は、利回り上昇を予想する根拠は「かなり強い」としながらも、「最近のニュースは確かに幾分弱く、若干の下向きリスクが存在する」と分析した。
  
原題:Goldman Sachs With Pimco Warn Bond Gains Will Turn Into Losses(抜粋)

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