クレディ・スイス株が急落、一時13%安-投資家がCEOの戦略疑問視

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スイスの銀行、クレディ・スイス・グループの株価が4日のチューリヒ市場で急落した。予想以上のリストラ費用とトレーディング損失を受けて投資家はティージャン・ティアム最高経営責任者(CEO)の業績立て直し計画を疑問視し始めた。

  株価は一時13%安となった。同行が4日発表した2015年10-12月(第4四半期)純損益は58億スイス・フラン(約6810億円)の赤字。赤字幅はアナリスト予想より大きかった。トレーディングを手掛けるグローバル・マーケッツ部門の損失が部門別で最大だった。

  ティアムCEOは変動の大きいトレーディング事業を縮小しアジアのウェルスマネージメント事業に力を入れる戦略で2018年までに税引き前利益を2倍以上に増加させる目標の達成に自信を示した。昨年10月に戦略を発表して以来「特に厳しい環境」に見舞われたとし、人員削減を加速させ年内に4000人を減らす方針を示した。

  アトランティック・エクイティーズのアナリスト、クリストファー・ウィーラー氏はブルームバーグとのテレビインタビューで、「問題はティアムCEOが非常に無理のある目標を設定しており、今や新しいパラダイムに適応しなければならないことだ」とし、「つまり、ウェルスマネージメントの好業績が認識されるためには投資銀行での一段の削減が必要だということだ」と話した。

原題:Credit Suisse Stock Plummets as Investors Question CEO’s Targets(抜粋)

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