きょうの国内市況(2月4日):株式、債券、為替市場

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●日本株は3日続落、円高再燃と業績警戒-日立や武田薬、小売売られる

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  東京株式相場は3日続落。米国の景気減速懸念を背景に為替市場でドル安・円高の動きが再燃する中、決算内容が失望された日立製作所やパナソニックなど輸出関連株が下げ、武田薬品工業など医薬品株も売られた。小売やサービス、食料品株など内需セクターも安い。

  TOPIXの終値は前日比17.46ポイント(1.2%)安の1388.81、日経平均株価は146円26銭(0.9%)安の1万7044円99銭。

  みずほ投信投資顧問の清水毅チーフストラテジストは、「米景気の不透明感が払拭(ふっしょく)できないうちは、マイナス金利導入があっても為替は厳しい」と言う。決算発表が相次ぐ中で、「企業収益も株を買っていく材料にはならず、しばらく値動きは荒く、日柄がかかる可能性がある」との見方を示した。

  東証1部の業種別33指数は小売、水産・農林、保険、医薬品、ゴム製品、サービス、輸送用機器、精密機器、食料品など25業種が下落。非鉄や鉱業、パルプ・紙、石油・石炭製品、鉄鋼、海運など8業種は上昇。売買高は31億2841万株、売買代金は2兆8587億円。値上がり銘柄数は322、値下がりは1541。

  売買代金上位ではトヨタ自動車やファーストリテイリング、富士重工業、三井不動産、小野薬品工業、クボタ、JR東日本、東京海上ホールディングス、ローソン、ユニ・チャームが安い。半面、台湾の鴻海精密工業の支援で再建を図る方針を決めた、とNHKが報じたシャープは午後の取引で急伸。ソフトバンクグループや任天堂、キーエンス、三菱商事、ミネベア、三菱ケミカルホールディングスは上げ、減損規模はサプライズだが、配当の維持などは株価動向にプラスの面があるとみずほ証券が指摘したJXホールディングスも高い。

●債券上昇、流動性供給終了で買い-マイナス金利適用範囲めぐる観測も

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  債券相場は上昇。朝方は、日銀がマイナス金利を適用する当座預金の当初試算を発表したことを受け、前日の夜間取引で売られた流れを引き継いだ。その後は流動性供給入札を無事に終えたことや中短期債の堅調推移を背景に買いが優勢に転じた。

  4日の長期国債先物市場で中心限月の3月物は、前日比22銭安の150円55銭で取引を開始した。直後から水準を切り上げ、午後に入ると上げ幅を拡大。結局は15銭高の150円92銭で高値引けした。

  DIAMアセットマネジメントの山崎信人上席ファンドマネジャーは、「寄り付きは、昨日発表された日銀のマイナス金利の適用部分の試算で10兆~30兆円で推移するとされたことで、適用部分が少ないことが嫌気され、これまでマイナス金利を意識して買い進まれた部分の調整で売りが先行した」と指摘。一方で、「少ないことでかえって日銀オペの札割れリスクが軽減され、マイナス金利と80兆円ペースの量の拡大がしばらくは両立できることが債券市場にとって安心材料となって、買い戻されている」と話した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の341回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より2.5ベーシスポイント(bp)高い0.085%で開始。その後は水準を切り下げ、0.05%を付けている。

  新発2年物の361回債利回りは1bp高いマイナス0.175%で始まり、その後はマイナス0.18%で推移した。新発5年物の126回債利回りは3.5bp高いマイナス0.105%で開始後、マイナス0.155%を付け、過去最低を更新した。日銀が今日実施した固定金利方式の共通担保資金供給オペで、8000億円の予定額に対して初の応札ゼロとなり、短国買いオペ拡大につながるとの観測が出たことを受けた。

  財務省が午後に発表した流動性供給入札(発行額3000億円)の結果によると、募入最大利回り較差がマイナス0.002%、募入平均利回り較差がマイナス0.007%となった。今回は残存期間15.5年超から39年未満の国債が対象銘柄。投資家需要の強弱を示す応札倍率は2.79倍と、前回の同年限の3.95倍から低下した。

●ドル・円は118円挟み、米景気不透明感でドルの上値は限定的

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=118円ちょうどを挟んだ展開となった。米国の非製造業部門の景況感低下などを受けた米景気の先行き不透明感を背景に、ドルの上値は限定的だった。

  午後3時45分現在のドル・円相場は118円09銭付近。ドルは朝方に付けた118円24銭を上値に一時117円65銭まで下げ、その後は118円ちょうどを挟んでもみ合った。前日の海外時間には一時117円06銭と、日本銀行がマイナス金利導入を発表した1月29日のドル安値を下回り、同月21日以来の水準までドル安・円高が進んだ。

  しんきんアセットマネジメントの加藤純ポートフォリオマネージャーは、「米3月利上げを前提にしたポジショニングが世界的に残っていて、それが巻き戻された」とし、「目先的にはドル・円は上がりづらい展開」を予想。ただ、米利上げの見送りに伴う原油価格や株価の上昇など、「リスクテークできる余地も出始めるかもしれない」と言い、2月のドル・円について、118円を挟んで上下1~2円でのレンジ形成を見込む。

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