ヤフーCEO:中核資産の売却排除せず-自力再建策尽きる可能性示唆

  • ヤフーは買収案を検討することに前向きな姿勢を示す
  • 数カ月間繰り返してきた戦略変更は今回が最後になる可能性がある

米ヤフーのマリッサ・メイヤー最高経営責任者(CEO)の戦略変更は今回が最後になる可能性がある。

  メイヤーCEOはプロダクトの改善や、コスト削減ないし買収など適切な調整を行えばヤフーを再び成長軌道に乗せることができると以前から主張してきた。そして2日、最新の経営再建の取り組みを発表。従業員の約15%を削減するほか、一部の部門とオフィスを閉鎖し、プロダクトラインから撤退するとした。

  しかし同CEOは同時に、ヤフーの中核資産の売却を検討するとも述べ、同社を自力で立て直すための策が尽きる可能性を示唆した。

  メイヤーCEOは2日遅く、「われわれは取締役会の望む行動にようやく取りかかったところだ」と発言。「どのような関心を呼ぶのかはまだ分からないが、われわれはいかなる取引も排除しないし、しかるべき提案に対しオープンだ」と語った。

  この数カ月間、メイヤーCEOは戦略変更を何度も行ってきた。そのいずれもが、重い税負担を回避してアジアのインターネット資産の持ち分を処分する方法を探りつつ、成長へのてこ入れを目指すものだった。しかし業績悪化と株価下落を受け、スターボード・バリューなどのアクティビスト(物言う株主)はこれ以上待てないとして、経営陣刷新ないし完全売却を求めている。

  ヤフーの株価は3日、一時8.6%安と、昨年8月以来の大幅下落となった。ニューヨーク時間午前10時21分(日本時間4日午前0時21分)現在、7.6%安の26.95ドル。

  ヤフーの資産売却の可能性をめぐっては複数の企業が関心を示している。通信大手ベライゾン・コミュニケーションズの幹部が買収を検討すると表明したほか、プライベートエクイティ(PE、未公開株投資)会社のTPGやベイン・キャピタル・パートナーズもヤフーへの買収提案を検討中だと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにしている。
  
  ケン・ゴールドマン最高財務責任者(CFO)はアジア以外の資産を新たな上場会社に移管する逆スピンオフについて、このプロセスは9-12カ月かかるだろうとし、年内完了に自信を示した。

原題:Yahoo Signal It’s Open to Sale May Be the Final Flip-Flop (1)(抜粋)

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