「それ、効果ありますか?」-グロース氏から世界の中銀へ

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ジャナス・キャピタル・グループのビル・グロース氏は、超低金利やマイナス金利が持続的成長をもたらせないことで世界の中央銀行当局者はますます混迷を深めていると指摘した。

  同氏は3日公表した投資見通しに関する月間コメントで、「『それ、効果ありますか?』というのが、低金利には満足な経済成長を生み出す力がないことを言い表すのに適した端的で簡潔な表現だ」と書いている。「世界の市場も各国・地域の経済もますます混迷し歪んでいくというのが実態だ」と続けた。

Bill Gross.

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  中銀が政策決定のために使っている統計的モデルは常識を無視して、2000年代の住宅バブルと似た状況を作り出しているが、今回は住宅ではなく社債にリスクがあるかもしれないと指摘。

  「投資適格とハイイールド債の利回りが200-1000ベーシスポイント高くなっていることは、将来の借り換え、商品セクターの多くの企業の利益と支払い能力に対して何を意味するか」と問い掛けた。

  「世界の中銀は皆、金融市場の富が溢れ出て最終的に実体経済に流れ込むのを促すのに『十分に低い金利水準』というものがあると考えているようだ」ともコメントした。

  グロース氏によると、同氏が共同で運用する「ジャナス・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンド」のリターンは年初から2日まででプラス0.3%。投資家は高リスク市場を避け「プレーンバニラ」、つまり基本的な投資にとどめるべきだと同氏は記している。

原題:Gross Asks World’s Central Bankers: ‘How’s It Workin’ for Ya?’(抜粋)

(最終段落を追加します.)
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