中国、今年の成長率目標は6.5-7%-90年代以来のレンジ設定

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  • 発改委の徐主任:1-3月期の成長下振れ圧力「比較的大きい」
  • 過剰生産能力抑制と不採算企業処理で措置打ち出す計画

中国は今年の経済成長率目標を「6.5-7%の範囲」とし、約20年ぶりに幅を持たせた設定にする。昨年の目標は7%前後だったため、それを下回る。

  中国国家発展改革委員会(発改委)の徐紹史主任が3日、北京での記者会見で明らかにした。同主任は中国経済は1-3月(第1四半期)に「比較的大きな」下振れ圧力にさらされているが、成長目標を達成できると主張。過剰生産能力の抑制と不採算の「ゾンビ企業」処理で、措置を打ち出す計画もあると語った。

  中国当局幹部が成長率目標を特定の数値でなくレンジにすると表明したのは、1995年に終了した第8次5カ年計画以来となる。同計画の下での中国の成長率目標は8-9%だった。今年の成長率目標はまた、ここ数年に比べて1カ月前倒しで当局者が言及した形になり、海外投資家の安心感を幾分高めた。中国人民銀行(中央銀行)は外国人投資家の資金移動制限の緩和措置も計画している。

  ナティクシスの中華圏担当エコノミスト、アイリス・パン氏(香港在勤)は「成長目標を一つの数字に置くのは現実的でない。レンジ設定の方がより現実的だ。政策当局が景気押し上げに向けて創造性を発揮する余地が広がる」と述べた。同氏は今年の成長率を6.6%と予想している。

原題:China Sets 6.5% to 7% Growth Target, First Range Since 1990s (3)(抜粋)

(目標をレンジにすることを明記し、市場の見方などを追加して更新します.)
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