ユーロ圏:製造業とサービス業が大幅値下げ-ECBに緩和圧力

ユーロ圏では1月に製造業とサービス業が約 1年ぶりの大幅値下げに踏み切った。域内の低インフレ懸念を裏付け た。

英マークイット・エコノミクスが6日発表した製造業とサービス業 を合わせた1月のユーロ圏総合購買担当者指数(PMI)改定値は53.6 と、4カ月ぶりの低水準だった。昨年12月の54.3を下回り「失望させら れる」内容で、欧州中央銀行(ECB)が刺激策を強化する可能性が高 まったとマークイットは指摘した。1月の出荷価格指数は昨年3月以来 の低さに落ち込んだ。

マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は 「当局者の視点で最も懸念されるのはデフレ圧力の高まりだ」とし、 「現行の刺激策が単に不十分なのか、金融政策が効果的でないのか疑問 を投じた」と語った。

原油安が域内のインフレ率をゼロ付近に押し下げる状況下で、ドラ ギ総裁は政策委員会が3月に刺激策を見直す方針を明らかにしている。

マークイットはユーロ圏について、雇用水準が高まり受注残が増え るなどPMI指数は「やや前向きな兆候」を示していると指摘。総合 PMI改定値は速報値の53.5から小幅に上方修正され、活動拡大・縮小 の分かれ目である50を上回っている。

1月のサービス業PMI改定値は53.6で、速報値から変わらず。昨 年12月は54.2だった。

原題:Euro-Area Price Cuts Intensify Pressure on Draghi to Act (抜粋)

--取材協力:Mark Evans、Harumi Ichikura.

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