きょうの国内市況(2月3日):株式、債券、為替市場

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●日本株は大幅続落、原油安と円高嫌気し幅広く売り-業績警戒も強まる

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  東京株式相場は大幅続落。海外原油価格の続落や為替の円高推移、米国株安など世界的なリスク回避の広がりから先物主導で売り圧力が強まった。自動車や機械など輸出関連、鉄鋼など素材関連、商社や証券株中心に幅広い業種が安い。IHIや神戸製鋼所、野村ホールディングスなど業績失望銘柄の急落も投資家心理を冷やした。

  TOPIXの終値は前日比45.77ポイント(3.2%)安の1406.27、日経平均株価は559円43銭(3.2%)安の1万7191円25銭。

  アバディーン投信投資顧問の窪田慶太インベストメント・マネジャーは、「リスクオフの流れの中で原油安・円高のトレンドになると、日本株は円の変動率以上に売られる同じトレンドを何度も繰り返している」と指摘。ファンダメンタルズは変わっていないが、「日本マーケットの流動性の高さが響いている」との認識を示した。

  東証1部の業種別33指数は証券・商品先物取引、鉄鋼、機械、輸送用機器、非鉄金属、海運、卸売、ガラス・土石製品、電機、その他金融など32業種が下落。石油・石炭製品の1業種のみ上昇。

  売買代金上位ではトヨタ自動車や三菱UFJフィナンシャル・グループ、ソフトバンクグループ、カシオ計算機、マツダ、三菱商事、三井物産、デンソー、日立製作所、三井化学、新日鉄住金が安い。半面、昨年4-12月期営業利益が前年同期比32%増だったNTTデータは逆行高。

  東証1部売買高は31億382万株、売買代金は3兆1397億円。値上がり銘柄数は164、値下がりは1735。

●長期金利が最低更新、株安や日銀買いオペ受け-低下余地あるとの見方

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  債券相場は上昇。長期金利のほか、新発2年債や5年債利回りが過去最低を付け、先物は最高値を更新した。米国債利回りの低下や国内株式相場の下落に加えて、日本銀行の長期国債買い入れオペ実施を背景に買いが優勢だった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の341回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)低い0.065%で開始。その後は水準を切り下げ、一時0.045%と、1日に付けた過去最低の0.05%を下回った。いったん0.065%まで売られた後、0.06%に戻したが、再び0.065%を付けている。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「原油安や米株安、米金利低下を受けて買いが優勢。短期的には10年債利回りは0.0-0.1%のレンジで推移し、場合によってはマイナスになることもあるという見方でいる」と話した。

  新発2年物の361回債利回りは一時マイナス0.19%、新発5年物の126回債利回りはマイナス0.135%まで下げ、いずれも1日に付けた過去最低を更新している。

  長期国債先物市場で中心限月の3月物は、前日比14銭高の150円70銭で開始。午前10時10分の日銀買いオペ通知後に上げ幅を拡大し、一時150円93銭と、前日の夜間取引で記録したこれまでの最高値の150円80銭を上回った。午後に入って高値警戒感からやや伸び悩んだが、結局は21銭高の150円77銭で引けた。

  日銀が今日実施した今月2回目の長期国債買い入れオペ(総額8900億円)の結果によると、残存期間5年超10年以下の応札倍率は前回から低下した。一方、10年超25年以下、25年超はやや上昇した。

●円全面高、原油安・株安でリスク回避圧力-マイナス金利後の下げ縮小

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  東京外国為替市場では円が全面高。原油安や株価の下落を背景にリスク回避の動きが優勢となり、対ドルでは1ドル=119円台半ばまで上昇した。

  午後3時40分現在のドル・円相場は119円61銭前後。一時は119円42銭と日本銀行がマイナス金利政策の導入を発表した1月29日以来の水準まで円買いが進んだ。円はニュージーランドドル以外の主要31通貨に対して前日終値比で上昇している。

  SMBC信託銀行プレスティアの尾河真樹シニアFXマーケットアナリストは、日銀のマイナス金利政策発表は115円突破の可能性もあった円高を止めたという点で非常に意味があったが、原油安などの「海外からの逆風があるのでそこでどう戦うかが難しい」と指摘。「短期的に逆風でもっていちいち円高というのはこれからもしばしばあると思う」と語った。

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