原油相場は10-12月期までに約50%上昇、供給減で-アナリスト

  • WTI先物は1バレル=46ドル、ブレント先物は48ドル-予想中央値
  • 米原油生産は日量62バレル減少する見込み-米エネルギー情報局

上昇基調が持続しなかった先週の原油相場上昇に失望している原油強気派は、年末までにより力強い長期の反発局面に入るとのアナリスト予想に安堵(あんど)するだろう。

   アナリストらは原油相場が今年末までに1バレル当たり15ドル強上昇すると見込んでいる。ブルームバーグが今年まとめたアナリスト17人の予想中央値によれば、ニューヨーク原油市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は10-12月(第4四半期)に1バレル=46ドルに達し、ロンドンICEの北海ブレント先物は同四半期に48ドルで取引される見通し。ゴールドマン・サックス・グループは、原油相場が12年ぶり安値を付ける要因となった世界的な供給過剰が、米シェールオイルの生産減少に伴い供給不足へと転じると予測する。

  米エネルギー情報局(EIA)によると、米国の原油生産は1-3月(第1四半期)から10-12月(第4四半期)にかけて日量62万バレル(約7%)減少する見込み。一方、米エネルギー情報局(EIA)は石油輸出国機構(OPEC)非加盟国の原油供給が今年、日量60万バレル減少すると予測する。原油安が世界の需要を喚起してきたことから、こうした供給減少は相場回復に道を開く可能性がある。シティグループは原油が「今年最も有望な取引」だと指摘する。シティやUBSグループ、ソシエテ・ジェネラルなどの銀行は今年後半に原油相場が上昇するとみている。

  フィリップ・フューチャーズの投資アナリスト、ダニエル・アン氏はシンガポールで電話取材に応じ、「米国のシェールは打撃を被るはずであり、そうなれば生産は減少し、供給は徐々に減り始めるだろう」と指摘。「それに加え、今年後半の需要に関して強気予想が存在する」と説明した。
  
  WTIとブレントは共に1月20日、終値が2003年以来の安値を付けた。2月2日のWTI先物3月限終値は1バレル=29.88ドル。アナリスト予想中央値の46ドルに到達するためには54%上昇する必要がある。ブレント4月限は32.72ドルで終了。48ドルに達するには47%上げなければならない。

原題:Oil Seen Surging About 50% by Fourth Quarter as Supply Eases(抜粋)

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