タカタ:5月めどに再建計画を提示へ、自動車メーカーに-関係者

エアバッグ問題を抱えるタカタは、5月をめどにリコール費用の分担などを含めた再建計画を顧客の自動車メーカーに提示する準備を進めていることが関係者への取材で分かった。

  匿名を条件に語った事情に詳しい複数の関係者によると、タカタは再建計画の最終案を提示した上で、自動車メーカーから同意を得たい考え。再建計画の策定に際しては、外部の専門家による委員会をつくり自動車メーカーへの提示前に、助言・承認を得る方針だと、関係者の1人が明らかにした。

  タカタ広報担当の菱川豊裕氏は、再建計画のスケジュールや方針について「承知していない」と電話取材でコメントした。

  タカタは1月29日、顧客である自動車メーカーを対象とした説明会を開き、会社の現状などについて話した。同社の高田重久最高経営責任者(CEO)は主要取引先の理解を得るため辞任する用意があることが、関係者への取材で分かっている。

  米国ではタカタが監査を依頼した第三者委員会が、安全性に関わる欠陥を二度と見逃さないためには品質管理を企業文化に根付かせなければならないという提言を現地時間2日にまとめ公表した。事故報告書のデータを追跡調査するチームの設置や、必要に応じて生産を停止する権限を品質管理責任者に与えることをタカタに求めている。

  タカタ製エアバッグではインフレータ(膨張装置)の不具合による異常破裂が相次いでいる。米国を中心に死傷者も報告されており、搭載車のリコールが大規模となる中、根本原因の究明が長引いている。最近のタカタの業績は昨秋に今期(16年3月期)純利益見通しを大幅減額するなど、リコール対応の負担もあり低迷している。

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