企業の四半期業績見通し公表は取りやめを-ブラックロックCEO

  • フィンク氏は経営者に戦略的枠組みの提示を呼び掛け
  • フィンク、ダイモン、バフェットの3氏は長期投資で会談

世界最大の資産運用会社、米ブラックロックのローレンス・フィンク最高経営責任者(CEO)は、主要企業の経営者に対し、四半期業績見通しの公表を取りやめて長期目標を一段と重視するよう呼び掛けた。

  フィンク氏は500社余りに宛てた書簡で、「四半期利益に大げさに反応する今の文化は、われわれが必要とする長期的アプローチに全く反する」と指摘。アナリストの利益予想から少し外れたことに注目するよりも、経営陣は四半期決算発表を利用して戦略計画の進ちょくを示すべきだと述べた。ブルームバーグ・ニュースは同書簡のコピーを入手した。
 
 同氏は企業経営者に対し、長期的価値創出のため取締役会が審査した戦略的枠組みを毎年提示するよう要請。この枠組みには技術的障害や地政学的事象にどう対処するかも言及できるという。この書簡はニューヨーク・タイムズ紙が先に報じた。

 企業の自社株買いや配当が記録的水準に達する中、フィンクCEOは経営者の短期的アプローチについて長年批判的姿勢を取っており、バークシャー・ハサウェイのウオーレン・バフェット氏やJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン氏らと昨年8月以来、上場企業の長期投資について会合を重ねている。フィンク氏によると、S&P500種株価指数構成企業の配当は昨年、利益に対する割合が2009年以来の高水準となった。自社株買いは7-9月(第3四半期)末までの1年間に27%増加した。

  ブルームバーグ・データによると、4兆6000億ドルを運用するブラックロックは、多数の米大手企業の筆頭株主で、その中にはJPモルガン・チェース、シティグループなどが含まれている。
原題:BlackRock Chief Urges Companies to End Quarterly Profit Guidance(抜粋)

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