財務省:「新窓販」10年利付国債の募集中止-マイナス金利政策の影響

日本銀行によるマイナス金利導入の余波が広がっている。財務省は3日、今月5日から予定していた個人投資家などが購入できる10年利付の「新窓販国債」の募集を中止すると発表した。機関投資家向けの国債入札などを基にした税引き後の最終利回りがマイナスになるため。同10年債の募集停止は初めて。

  2007年10月に導入された新窓販方式の国債は個人をはじめ法人なども制限なく最低5万円から購入でき、市場でいつでも売却できる。2年債と5年債は、今回の10年債と同じ理由で、それぞれ14年11月と15年9月に募集を取り止めたままだ。

  財務省が2日に実施した機関投資家向けの10年利付国債(341回債)の入札では、平均落札利回りが0.078%と、過去最低を記録。日銀が当座預金の一部にマイナス金利の適用を決定したことを受け、金利全般に対する下げ圧力が強まっている。一部金融機関が預金金利を引き下げたり、国債などで運用する投資信託の新規募集を停止するなどの影響も出ている。

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