米スプリントの格付けを引き下げ、厳しい競争環境が背景-S&P

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  • スプリントの格付けは1段階引き下げられて「B」となった
  • ムーディーズは昨年9月にスプリントを格下げしていた

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は2日、携帯電話事業者の厳しい競争と成長鈍化を理由に米スプリントの信用格付けを引き下げた。

  発表資料によると、スプリントの格付けは1段階引き下げられて「B」となった。S&Pは加入者の増加などでは前進が見られるとして、スプリントのアウトルック(格付け見通し)を「ステーブル(安定的)」とする一方、「米携帯電話サービス業界の厳しい競争と市場の成熟化」に同社が直面していると指摘した。

  ムーディーズ・インベスターズ・サービスも昨年9月15日、スプリントの格付けを「B3」に引き下げていた。

  スプリントの先週の発表によると、昨年10-12月(第3四半期)の現金および現金相当物の残高は22億ドル(約2600億円)と前年同期比で50%近く減少した。返済あるいは借り換えが必要な債務は今年が23億ドル、今後5年間では約120億ドル相当に上る。ソフトバンクはスプリント株の83%を保有している。

  2日の米株式市場でスプリント株は前日比9.8%安の2.77ドルで終了。年初来では23%下落している。

原題:Sprint’s Credit Rating Cut by S&P Amid ‘Intense Competition’(抜粋)

(第3段落以降に背景や株価を追加して更新します.)
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