米エクソンモービル:設備投資を約10年ぶり低水準に-原油安に対処

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  • 15年通期利益は2002年以来の少なさ、アナリスト予想は上回る
  • 自社株買いも停止、来年定年のティラーソンCEOは緊縮進める

米石油最大手エクソンモービルは探鉱含む設備投資予算を約10年ぶりの低水準まで削減し、自社株買いも停止する。昨年実施した緊縮経営ではエネルギー価格急落の影響を免れなかったため、いっそう切り詰める。

  2日の発表によると、2015年通期利益は02年以来の少なさだった。これを受けて石油掘削装置(リグ)のリースや浮体式の海洋石油生産設備、ガスターミナル、その他プロジェクト向けの設備投資を今年は合わせて25%減らし、計232億ドル(約2兆8000億円)とする。

  この予定投資額は、レックス・ティラーソン会長兼最高経営責任者(CEO)が就任して2年目の07年以来の低水準。昨年10ー12月に5億ドルを投じた自社株買いも停止した。

  あと1年1カ月でエクソンが定める65歳の定年を迎えるティラーソンCEOは、超大型で資金もかかるプロジェクトが完了したこともあり、14年半ばに始まった原油価格の急落以前から支出を減少させてきた。ブルームバーグがまとめたデータによると、設備投資は13年に425億ドルでピークを付けてから45%減少した。

  15年通期純利益は前年比で半分以上減り、162億ドルと02年以来の低水準。10-12月(第4四半期)では27億8000万ドル(1株当たり67セント)。前年同期は65億7000万ドル(同1.56ドル)だった。1株利益はブルームバーグがまとめたアナリスト19人の予想平均を4セント上回り、石油メジャーのうちで10ー12月の利益がアナリスト予想を唯一超えた。

原題:Exxon Mobil Profit Declines as Crude Oil, Gas Markets Crash(抜粋)

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