日本マクドナルド、客の信頼回復にチョコポテト投入-株式売却検討中

  • 2色のチョコソースをフライドポテトにかけた新商品
  • 米マクドナルド、保有する日本社株式の一部売却を検討中

日本マクドナルドは、フライドポテトへの歯の混入など商品への一連の異物混入で遠ざかった客足を取り戻すため、驚きの手を打った。

  先週、期間限定で発売になった「マックチョコポテト」だ。2色のチョコソースをかけたフライドポテトは客の関心を引きつけている。

  店内でポテトにチョコソースをかけて食べていた大石繭さん(22)は「友達がおいしいと言っていたので、気になっていた」と話す。「おやつかデザートみたいな感じかな。そこそこ、おいしいです」と言う。

  少し変わった組み合わせのメニューだが、こうした新商品投入も異物混入問題以降の信頼回復に向けた取り組みの一つ。日本マクドナルドホールディングスは9日に発表する2015年12月期決算で2期連続となる赤字計上を見込んでいる同社株の約5割を握る米マクドナルドは保有分の一部売却を検討しており、黒字復帰への圧力がかかる。

  いちよし経済研究所の鮫島誠一郎アナリストは、今回の日本マクドナルドのようにブランド力が大きく損なわれた後の回復には「一発ホームランを狙ってはいけない」という。「バントヒット」を重ねるしかなく、メニューを見ても「画期的なものがあまりない」と話す。

  マックチョコポテトは330円で、マックフライポテトのMサイズより60円高い。

  1年前、同店の客は別の意味で驚かされていた。フライドポテトから歯が見つかったのみならず、サンデーにプラスチック片が混入していたこともあった。14年に7月には取引先だった中国の業者が使用期限切れの鶏肉を使用していたことから、すべてのチキン商品をタイからの調達に切り替えた。

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