UBS株が一時8.8%安、ウェルスマネジメントも投資銀も減益

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スイスの銀行UBSグループの株価が2日のチューリヒ市場で、ここ1年余りでは最大の下落を演じた。2015年10-12月(第4四半期)はウェルスマネジメントと投資銀行の両部門が減益だった。

  2日の同行発表によると、ウェルスマネジメント部門の税引き前利益は前年同期比47%減の3億4400万スイス・フラン(約407億円)。投資銀行部門は同63%減り8000万フランだった。

  UBSは発表資料で、「顧客活動の極めて低い水準と顕著なリスク回避志向」によって打撃を受けたと説明。16年については歴史的低金利とフランの相対的な強さが引き続き逆風だと付け加えた。

  チューリヒ州立銀行のアナリスト、アンドレアス・ブルン氏は「営業的にウェルスマネジメントと投資銀行にとって最悪の四半期だ」と指摘。投資判断を「アウトパフォーム」から「マーケットパフォーム」に引き下げた。

  UBS株は一時8.8%安と、15年1月以来の大幅安となった後、6.8%安で終了した。

  昨年第4四半期の純利益は前年同期比11%増の9億4900万フラン。税資産の再評価で7億1500万フランの一時利益を計上した。通期ベースで調整後の有形株主資本利益率は13.7%と、目標とする約10%を上回った。

  ウェルスマネジメント部門からは10-12月期に34億フランが純流出し、10年4-6月(第2四半期)以来の大幅な減少となった。

原題:UBS Drops as Profit Slumps at Wealth, Securities Businesses (3)(抜粋)

(株価を更新します.)
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