中国は恐らく資本規制を導入、外貨準備高が世界最大でも-ソシエテG

  • 3兆3000億ドルに上る外貨準備でも人民元防衛には不十分
  • 資本流出が加速すれば、今年の人民元は最大12%下落する可能性

中国の外貨準備高は世界最大だが、人民元を防衛するには十分でなく、同国は恐らく資本規制に頼らなければならないだろう。フランスの銀行ソシエテ・ジェネラルがこう指摘した。

  同行のアジア通貨戦略責任者、ジェーソン・ドー氏はシンガポールでのインタビューで、中国の全人口の約5%に相当する6500万人がそれぞれ国内から上限5万ドルを引き出した場合、3兆3000億ドル(約398兆円)に上る外貨準備が消えうせてしまうと説明。国際通貨基金(IMF)の方法に基づくソシエテの試算によれば、中国が国際収支の危機に対処するには少なくとも2兆8000億ドルの外貨準備が必要となる。

  ソシエテのグローバルストラテジスト、キット・ジャックス氏は同じインタビューで、「世界最大の外貨準備高を持っているからといって、速いペースで外貨準備を取り崩すという国内金融面の影響を過小評価すべきではない」と指摘した上で、「中国には明確な選択肢がある。資本勘定を厳格化するか、より速いペースでの元下落を容認するかだ」と話した。

  ソシエテのドー氏と中国担当チーフエコノミストの姚煒氏のリポートによると、資本流出が加速した場合、今年の人民元は対ドルで最大12%下落する可能性がある。同行は顧客に中国資産を当面避けるよう助言している。

原題:China Will Probably Have to Impose Capital Controls, SocGen Says(抜粋)

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