UBS:10-12月11%増益、富裕層向けと投資銀は減益-増配提案

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スイスの銀行UBSグループの2015年10-12月(第4四半期)決算は、前年同期比で11%増益となった。ウェルスマネジメントと投資銀行部門は減益だったが、税効果がこれを打ち消した

  2日の同行発表によれば、純利益は9億4900万スイス・フラン(約1120億円)。ブルームバーグがまとめたアナリスト7人の予想平均は9億1100万スイス・フランだった。同行は15年の配当として1株当たり0.85スイス・フランを提案した。前年は0.75スイス・フランだった。

  同行は発表資料で、顧客活動の極めて低い水準と顕著なリスク回避志向が15年10-12月期を特徴付けたと説明した。16年は年初からの相場のマイナスのパフォーマンスと市場の大幅な変動、低金利、スイス・フランの相対的な強さが引き続き逆風だと付け加えた。

  ウェルスマネジメント部門からは10-12月期に34億スイス・フランが純流出し、10年4-6月(第2四半期)以来の大幅な減少となった。欧州と新興市場で資金が流出し、一方スイスとアジアでは流入したという。

  同行は自己資本比率を示す普通株ティア1比率が13%を上回っている限り、利益の少なくとも半分を株主に還元することを約束している。昨年末の同比率は14.5%だった。15年配当は前年と同様に0.25スイス・フランの特別配当を含む。

  ウェルスマネジメント部門の税引き前利益は前年同期比47%減の3億4400万スイス・フラン。投資銀行部門は同63%減の8000万スイス・フラン。

原題:UBS Profit Rises 11% on Tax Gain; Bank Raises Dividend (1)(抜粋)

(第3段落に今年についてのUBSのコメントを追加して更新します.)
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