きょうの国内市況(2月2日):株式、債券、為替市場

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●日本株3日ぶり反落、原油急落と円安一服、連騰反動-資源、素材売り

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  東京株式相場は3営業日ぶりに反落。海外原油先物の急反落や為替の円安一服が嫌気されたほか、直近連騰の反動売りに押された。鉱業や石油など資源株、直近の上昇が目立った鉄鋼や非鉄金属など素材株、不動産株が安い。

  TOPIXの終値は前日比10.63ポイント(0.7%)安の1452.04、日経平均株価は114円55銭(0.6%)安の1万7750円68銭。

  三井住友アセットマネジメントの平川康彦シニアファンドマネージャーは、「日本銀行の政策で株と為替は一時的に動いたが、根強いリスク回避傾向から対ドルで121円がせいぜい。時間軸やインパクトもかつてほどは効果が得られなくなっている」と指摘。中国や米国、原油などファンダメンタルズは以前と変わらないため、「今回の日銀政策は劇薬過ぎて、場合によっては銀行株が下げただけで終わりかねない」と話した。

  東証1部33業種は鉄鋼、鉱業、非鉄、不動産、海運、石油・石炭製品、ガラス・土石製品、その他金融、パルプ・紙、化学など24業種が下落。医薬品や電気・ガス、陸運、精密機器、食料品、小売など9業種は上昇。東証1部の売買高は27億7148万株、売買代金は2兆9464億円。値上がり銘柄数は606、値下がりは1246。

  売買代金上位ではソニーやソフトバンクグループ、NTTドコモ、三井不動産、三菱地所、住友不動産、新日鉄住金、オリックス、マツダ、JFEホールディングス、アルプス電気、三井化学、東ソーが安い。半面、小野薬品工業や三菱電機、東京電力、エーザイ、JR西日本は上げ、今期会社計画の超過達成観測が広がった日本ハムも高い。

●長期金利が上昇、10年入札低調で売り優勢-フラット化の反動との声も

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  債券市場で長期金利は上昇した。前日の米国債相場の反落に加えて、今日実施の10年国債入札が市場予想を下回る低調な結果だったことを受けて、売りが優勢となった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の341回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)高い0.075%で始まり、いったん0.07%を付けた。午後に入って、入札結果を受けて水準を切り上げ、一時0.095%を付けた。その後は0.08%に戻している。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは、「前週末からの金利低下が急激で反動が出やすい上、海外市場も日銀のマイナス金利政策の影響が一巡し、安く始まったのは自然な展開だ。今回の政策は日銀買いオペとの共存などまだ分からない部分が多く、金利の落ち着きどころを探っている」と説明した。

  超長期債も下落。新発20年物の155回債利回りは一時6bp高い0.825%まで上昇後、0.805%で推移している。新発30年物の49回債利回りは6.5bp高い1.08%まで上昇した。

  財務省が今日午後に発表した表面利率0.3%の10年利付国債(341回債)の入札結果によると、最低落札価格は102円03銭と市場予想の102円16銭を下回った。小さければ好調さを示すテール(落札価格の最低と平均の差)は14銭と昨年3月以来の大きさとなった。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.14倍と前回の3.25倍から低下した。

●円が上昇、日銀緩和後の長期金利低下一服で-対ドル一時120円台前半

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  東京外国為替市場では円が上昇。対ドルでは一時1ドル=120円台前半まで水準を切り上げた。先週末の日本銀行の追加緩和を受けた長期金利の低下に一服感が生じているのに伴い、円売りの動きは鈍化した上、この日の10年国債入札が弱めの結果だったことで午後に円が上昇幅を拡大する展開となった。

  午後3時15分現在のドル・円相場は120円56銭付近。朝方に付けた121円04銭から、午後に入り一時120円36銭と2営業日ぶりの水準までドル安・円高が進んだ。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部・為替市場グループの市河伸夫グループマネージャーは、「日銀のマイナス金利導入の影響で国債市場に注目が集まっている中で、10年債入札が弱めの結果となったことで、ドル・円は一段と下げる形となった」と説明。「米雇用統計次第では122円50銭までの上値余地はあるかもしれないが、目先は120円を一瞬割り込むリスクも頭に入れておきたい」と語った。

  

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