米アルコア、製造業界の人材を取締役に指名-エリオットも支持

  • シュミット、プラント、マホニーの三氏を取締役に加える
  • シンガー氏創業のエリオット、アルコアの株式の約7.5%を保有

アルコアはアクティビスト(物言う株主)ファンドとして知られるエリオット・マネジメントとの合意の下、航空宇宙業界と自動車業界の出身者を取締役会に加える見通しだ。アルミニウム生産で米最大手の同社は分社化への準備を進めている。

  アルコアは1日発表した資料で、アルリック・シュミット、ジョン・プラント、ショーン・マホニーの三氏が取締役に指名されたことを明らかにした。エリオットは年次株主総会で候補者らを支持することに合意しているという。

  金属製造部門の資産を航空機や自動車、建材の部品製造部門から分社化する準備を進めているクラウス・クラインフェルド最高経営責任者(CEO)は、資産家ポール・シンガー氏が創設したエリオットから引き続き支持を取り付けている。商品価格下落がバランスシートを圧迫する中、アルコアやフリーポート・マクモランなどの商品関連会社は、投資家の要望に応じる姿勢を示している。

  エリオットはヘスやサムスングループなどの主要企業に変革を求めているが、アルコアについては、市場は金属価格下落を理由に同社の製造事業を過小評価しているとして、同社の持ち分を7.5%に増やした。アルコアの株価は昨年、年間ベースで37%下落した。

  マッコーリー・グループのアナリスト、アンソニー・ヤング氏は1日の電話インタビューで、商品関連企業について「他の業界と比較してかなり迅速に提案を受け入れている。他業界では、取締役の変更を求めてさらに多くの書簡が書かれ、採決が行われている」と指摘した。

  アルコアの分社化は昨年9月に発表され、今年7-12月(下期)に完了する予定。今回の任命によりアルコアの取締役は15人に増える見通しだ。

原題:Alcoa Builds Manufacturing Talent in Board Pact With Elliott (3)(抜粋)

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