中国、原油30ドルの恩恵享受-西アフリカや北海産の輸入増やす

  • 西アフリカからの原油輸送契約量、2月に2011年以降で最高水準に
  • 価格下落局面で中国は備蓄を増やしてきた:ジャコブ氏

中国経済がここ数十年で最も低い成長率を示すと予想されているにもかかわらず、原油価格が1月に1バレル=30ドル近辺に下落したことは同国にとってかなり魅力的だったようだ。

  ブルームバーグが照合した現物海運市場のデータによれば、中国企業は2月に西アフリカ産原油を荷積みするタンカー日量計138万バレル分を契約。この量は少なくとも2011年以降で最高水準となる。北海とロシアの石油生産会社からの購入も増やした。これらの国々はいずれもアジア向け原油の主な供給地である中東より遠方に位置する。

  スイスのコンサルティング会社ペトロマトリックスのマネジングディレクター、オリビエ・ジャコブ氏は電話インタビューで、「中国の原油需要の急増は最近の同国に関するマクロ経済ニュースとは相反しているが、安値が継続する環境での同国の過去の動きには合致するものだ」と指摘。「中国は価格が大幅に下落している局面では常に備蓄を増やしてきた」と述べた。

  中国経済減速の兆しが示される中、原油価格は今年に入って下落している。ブルームバーグが集計した見通しと政府データによると、中国の経済成長率は今年、6.5%に鈍化すると予想されている。
  
原題:China Feasts on West African, North Sea Crude With Oil at $30(抜粋)

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