米ゴールドマン:原油協調減産の可能性は「極めて低い」と予想

  • 減産が実施されるためには景気の急減速が条件-現時点で兆候ない
  • 減産はOPECの市場シェア確保戦略を脅かすことになる

ロシアやサウジアラビアなど世界の主要産油国は、供給過剰となっている市場に引き続き原油を供給し、協調減産には踏み切らないとの見通しを、米ゴールドマン・サックス・グループのアナリストらが示した。石油輸出国機構(OPEC)は高コスト供給者の淘汰(とうた)を目指している。

  ダミアン・クールベイリン氏やジェフ・カリー氏らアナリストは1月31日付リポートで、OPECによる市場シェア確保を目指す戦略が奏功し始めているため、現時点で減産に取り組むことは逆効果となると指摘した。

  ゴールドマンのアナリストらは「協調減産の可能性は極めて低く、自滅的な結果になると引き続き考えている」と説明。シェールオイルの短い生産サイクルに加え、OPEC非加盟国から供給への反応が出始めていることが、市場の再調整に向けOPECが現行水準に近い生産を維持することを示唆していると述べた。リポートによると、ゴールドマンは経済成長が「急激に」軟化しない限り減産は実施されないとみており、同行のエコノミストらはそうしたシナリオは予測していない。

原題:Goldman Sees Coordinated Oil-Output Cuts as ‘Highly Unlikely’(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE