2月1日の欧州マーケットサマリー:株、債券とも下落

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欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の 通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.0887   1.0831
ドル/円            121.07   121.14
ユーロ/円          131.81   131.21


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  341.61     -.66      -.2%
英FT100     6,060.10   -23.69     -.4%
独DAX      9,757.88   -40.23     -.4%
仏CAC40    4,392.33   -24.69     -.6%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .47%        +.02
独国債10年物     .35%        +.03
英国債10年物     1.62%       +.06


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,126.50    +14.70   +1.30%
原油 北海ブレント         34.23     -1.76    -4.89%

◎欧州株:下落、中国と米国の経済指標が楽観ムードに水を差す

1日の欧州株式相場は下落。中国と米国の製造業関連のデータがい ずれも活動縮小継続を示したため、前週末に月間ベースの下げ幅縮小に 寄与した投資家の楽観ムードに水を差した。

指標のストックス欧州600指数は前週末比0.2%安の341.61で終了。 一時は1.2%下げた。中国景気減速への懸念や原油急落で、同指数の先 月の下落率は1月としては2008年以来の大きさだった。日本銀行のマイ ナス金利導入や欧州中央銀行(ECB)への緩和拡大期待を背景に過去 2週間に年初来の下げ幅をやや縮めたものの、世界景気をめぐる懸念が 再び相場を動かす要因になってきている。

EFGアセット・マネジメントの調査責任者、ダニエル・マリー氏 (ロンドン在勤)は「世界の成長に関して相反する兆候が出ている」と し、「全てが人々を混乱させ神経質にさせる内容だ。ちょっとしたマク ロイベントやデータでセンチメントがどちらにも傾き得る」と語った。

米供給管理協会(ISM)が発表した1月の製造業総合景況指数は 市場予想を下回り、4カ月連続の活動縮小を示した。これを受けてスト ックス600指数は下げ幅を拡大。中国国家統計局が発表した1月の製造 業購買担当者指数(PMI)は3年ぶり低水準と、予想以上に悪化し活 動縮小が過去最長の6カ月連続となったことを示した。

この日の取引ではネットワーク機器を手掛けるフィンランドのノキ アが11%安。サムスン電子との特許をめぐる係争で仲裁裁判所が下した 判断が売り材料となった。フランスのアルカテル・ルーセントは12%急 落。テクノロジー銘柄は業種別19指数の中で最もきつい値下がり。

原油安を背景にエネルギー銘柄も大きく下げた。ノルウェーのシー ドリルを中心に売りが広がった。

原題:Europe Shares Drop as Disappointing China, U.S. Data Damp Mood(抜粋)

◎欧州債:総じて下落、ECBの追加緩和めぐる観測が市場を支配

1日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が総じて下落した。欧州 中央銀行(ECB)当局者の発言内容に国債相場はまた揺さぶられた。

ドラギ総裁はこの日も緩和策を3月に検証すると発言したものの、 域内の国債は前週の上げ基調を維持できなかった。

1月21日の総裁発言を受け、域内国債の平均利回りは前週末に4月 以来の低水準を付けた。その他のECB当局者らはブダペストでこの 日、取り得るいかなる政策に対しても現実的になるように促した。ノボ トニー・オーストリア中銀総裁が「理にかなった対応」を投資家に呼び 掛けた一方、クーレ理事は経済改革なくして景気回復は長続きしないと 強調した。

サンライズ・ブローカーズ(ロンドン)の債券調査部門エグゼクテ ィブディレクター、ジャンルカ・ジグリオ氏は「国債市場ではかなりの 規模の緩和拡大が既に織り込まれている」とし、「期待し過ぎであまり にも時期尚早のようだ。ノボトニー総裁の発言が逆風となった。過度に 早く織り込まれた場合、いったん売って相場が戻るのを待ち、ECBの 結果予想で再び参入するという投資手法によりかなりのチャンスができ る」と語った。

ロンドン時間午後4時29分現在、ドイツ10年債利回りは前週末比3 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.36%。一時 は0.30%と、昨年4月30日以来の低水準を付けた。同国債(表面利 率0.5%、2026年2月償還)価格は0.315下げ101.41。

スペイン10年債利回りは5bp上昇し1.57%。同年限のイタリア国 債利回りは6bp上げ1.47%。同国財務省は銀行団を通じて30年債を近 く発行する計画を発表した。

原題:Euro-Area Bonds Decline as ECB Stimulus Review Signals Dominate(抜粋)

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