欧州株:下落、中国と米国の経済指標が楽観ムードに水を差す

1日の欧州株式相場は下落。中国と米国の製造業関連のデータがいずれも活動縮小継続を示したため、前週末に月間ベースの下げ幅縮小に寄与した投資家の楽観ムードに水を差した。

  指標のストックス欧州600指数は前週末比0.2%安の341.61で終了。一時は1.2%下げた。中国景気減速への懸念や原油急落で、同指数の先月の下落率は1月としては2008年以来の大きさだった。日本銀行のマイナス金利導入や欧州中央銀行(ECB)への緩和拡大期待を背景に過去2週間に年初来の下げ幅をやや縮めたものの、世界景気をめぐる懸念が再び相場を動かす要因になってきている。

  EFGアセット・マネジメントの調査責任者、ダニエル・マリー氏(ロンドン在勤)は「世界の成長に関して相反する兆候が出ている」とし、「全てが人々を混乱させ神経質にさせる内容だ。ちょっとしたマクロイベントやデータでセンチメントがどちらにも傾き得る」と語った。

  米供給管理協会(ISM)が発表した1月の製造業総合景況指数は市場予想を下回り、4カ月連続の活動縮小を示した。これを受けてストックス600指数は下げ幅を拡大。中国国家統計局が発表した1月の製造業購買担当者指数(PMI)は3年ぶり低水準と、予想以上に悪化し活動縮小が過去最長の6カ月連続となったことを示した。

  この日の取引ではネットワーク機器を手掛けるフィンランドのノキアが11%安。サムスン電子との特許をめぐる係争で仲裁裁判所が下した判断が売り材料となった。フランスのアルカテル・ルーセントは12%急落。テクノロジー銘柄は業種別19指数の中で最もきつい値下がり。

  原油安を背景にエネルギー銘柄も大きく下げた。ノルウェーのシードリルを中心に売りが広がった。

原題:Europe Shares Drop as Disappointing China, U.S. Data Damp Mood(抜粋)

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