欧州債:総じて下落、ECBの追加緩和めぐる観測が市場を支配

  • 前週末まで11月以降で最長の続伸だったドイツ10年債は失速
  • QE拡大を示唆したドラギ総裁は欧州議会でこの日発言

1日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が総じて下落した。欧州中央銀行(ECB)当局者の発言内容に国債相場はまた揺さぶられた。

  ドラギ総裁はこの日も緩和策を3月に検証すると発言したものの、域内の国債は前週の上げ基調を維持できなかった。

  1月21日の総裁発言を受け、域内国債の平均利回りは前週末に4月以来の低水準を付けた。その他のECB当局者らはブダペストでこの日、取り得るいかなる政策に対しても現実的になるように促した。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「理にかなった対応」を投資家に呼び掛けた一方、クーレ理事は経済改革なくして景気回復は長続きしないと強調した。

  サンライズ・ブローカーズ(ロンドン)の債券調査部門エグゼクティブディレクター、ジャンルカ・ジグリオ氏は「国債市場ではかなりの規模の緩和拡大が既に織り込まれている」とし、「期待し過ぎであまりにも時期尚早のようだ。ノボトニー総裁の発言が逆風となった。過度に早く織り込まれた場合、いったん売って相場が戻るのを待ち、ECBの結果予想で再び参入するという投資手法によりかなりのチャンスができる」と語った。

  ロンドン時間午後4時29分現在、ドイツ10年債利回りは前週末比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.36%。一時は0.30%と、昨年4月30日以来の低水準を付けた。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格は0.315下げ101.41。

  スペイン10年債利回りは5bp上昇し1.57%。同年限のイタリア国債利回りは6bp上げ1.47%。同国財務省は銀行団を通じて30年債を近く発行する計画を発表した。

原題:Euro-Area Bonds Decline as ECB Stimulus Review Signals Dominate(抜粋)

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