空売りの好機逸した中国株弱気派-急落局面で売り持ち解消

時機を逸した取引について話そう。中国株の弱気派はここ7年で最大の売りの好機を逃したようだ。

  中国本土株は世界的な金融危機以降で最大の下げで1月を終えたが、人民元建てA株に連動する米国の上場投資信託(ETF)としては最大の「ドイチェXトラッカーズ・ハーベストCSI300中国A株ETF」に対する空売りは縮小した。

  ブルームバーグとマークイットが集計したデータによれば、同ETF空売りのために借り入れられた口数は1月11日時点で、発行済み口数の4.2%と1年ぶりの低水準となった。昨年12月9日は過去最高の38%に達していた。上海と深圳に上場する企業から成るCSI300指数に連動する同ETFが先週末までに2015年後半のピークから最大28%下げる中で、空売り解消が進んだ。

  15年8月の本土株急落を受け、当局が新たな刺激策を打ち出すとの観測から株価は上昇。空売りで損失が生じたことから、トレーダーらが売り持ちを圧縮していた。

  株式・オプションブローカーのマクロ・リスク・アドバイザーズでトレーディング共同責任者を務めるドル-・フォーマン氏は、「多くの人々が好機を逸した」と先週の電話取材に対し述べた。

  ドイチェ・アセット・アンド・ウェルス・マネジメントでETF戦略・ナショナルアカウント責任者を務めるドッド・キッツリー氏によると、投資家の中国株に対する見通しの変化と借り株コストが高水準なことが相まって、空売り減少の要因となった可能性がある。

原題:China Bears Miss Worst Rout Since 2008 After Cutting Short Bets(抜粋)

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