中国:1月の製造業PMI、6カ月連続で活動縮小示す-過去最長

更新日時
  • 製造業PMIは3年ぶり低水準の49.4に低下
  • 非製造業PMIは53.5、前月の1年4カ月ぶり高水準から低下

中国の公式指標で製造業活動が6カ月連続で縮小する一方、サービス業は依然として持ちこたえていることが示された。中国の製造業と非製造業のスピードの差が広がりつつあることが示唆された。

  中国国家統計局が1日発表した1月の製造業購買担当者指数(PMI)は 3年ぶり低水準の49.4に低下。ブルームバーグが調査したエコノミストの予想中央値は49.6だった。同指数は50を下回ると製造業活動の縮小を示す。50を下回った期間はこれで6カ月連続と、2005年の統計開始以来最も長い。
 
  中国政府が過剰生産能力の削減に加え、銀行融資や補助金で生き残る不採算の「ゾンビ企業」の一掃を目指す中、製造業は今年に入りさらに厳しい状況に見舞われている。昨年の経済全体の半分余りを占めたサービス部門は引き続き回復を示し、雇用を創出している。

  BNPパリバの中国担当チーフエコノミスト、陳興動氏(北京在勤)は「従来型の製造業者への逆風が衰えずに増大しているのは明らかだ」と指摘。「経済はなお減速し続けている」と述べた。

底入れ過程

  国家統計局は発表資料で、1月の製造業PMI低下について、弱い需要と過剰生産能力削減の取り組みを理由に挙げた。新規輸出受注と輸入の指標も前月から低下したと説明している。

  同時に発表された1月の非製造業PMIは53.5と、1年4カ月ぶりの高水準となった昨年12月の54.4から低下した。

  財新伝媒が同日発表した1月の中国製造業PMIは48.4と、前月の48.2からやや改善。新規受注が前月から上昇し、昨年6月以来の高水準を付けた。

  財新智庫の首席エコノミスト、何帆氏は発表資料で、「中国経済は依然として底入れの途中で、過剰生産能力の取り組みはまだ結果が出始めたばかりだ」と分析。「世界的な不安定さが続いていることを考えれば、経済成長への圧力はなお大きい。政府はハードランディングを防ぐため、経済トレンドを注視し、積極的に微調整を行う必要がある」との見方を示した。

原題:China Factory Gauge Signals a Record Streak of Deterioration (2)(抜粋)

(最後の2段落で財新製造業PMIとコメントを加えて更新します.)
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