日新製鋼株が大幅高、新日鉄住金が買収との報道-きょうにも発表へ

  • 新日鉄住金は日新製鋼の子会社化含む連携策の検討進めていると発表
  • 両社ともに1日の取締役会に付議する予定で、決まり次第発表へ

鉄鋼国内4位の日新製鋼の株価が一時、前営業日比172円(15%)高の1299円と大幅続伸。1日付の朝日新聞は、国内最大手の新日鉄住金が日新製鋼を買収する方針を固めたと報じた。完全子会社化する方向で調整するとしている。

  新日鉄住金の株価も一時同84円(4.0%)高の2210円と続伸。新日鉄住金と日新製鋼は同日、「新日鉄住金が日新製鋼の子会社化等を含む連携策の検討を進めていることは事実」とのコメントをそれぞれ発表。両社とも同日開催の取締役会に付議する予定といい、決定次第公表するとしている。

  朝日新聞の報道によると、中国経済の減速や鉄の過剰生産によって業界が逆風下にある中、新日鉄住金は世界2位の鉄鋼メーカーとして経営体力を強める狙いがあるとみられる。買収によって重複する事業の整理統合などを進めることで効率化を図っていくとみられるとも伝えた。買収額は1000億円超になる可能性があるという。

  先週末時点の日新製鋼の時価総額は約1200億円。新日鉄住金は日新製鋼に8.3%を出資している。

  国内鉄鋼大手の再編は、新日本製鉄と住友金属工業が合併して新日鉄住金が誕生した2012年10月以来となる。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE