バークレイズとクレディSが187億円支払い-ダークプール決着で

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  • バークレイズは合計7000万ドルをNY当局とSECに均等に支払う
  • クレディ・スイスも8430万ドルの支払いに応じる

英銀バークレイズとスイス銀行2位のクレディ・スイス・グループは、私設取引システム 「ダークプール」の運営方法について投資家を欺いたとの疑惑を決着させるため、総額1億5430万ドル(約187億円)の支払いに応じることで、ニューヨーク州司法当局および米証券取引委員会(SEC)と合意に達した。

  31日のSECの発表資料によれば、バークレイズは合計7000万ドルをニューヨーク州司法当局とSECに均等に支払う。ダークプール運営業者に科される制裁金としては過去最高となる。クレディ・スイスも8430万ドルの支払いに応じるが、この中にはSECへの不正利得返還と利息の支払い2430万ドルが含まれており、残りが両機関に均等に支払われる。

  ダークプール取引をめぐっては顧客に十分な情報開示を行っていなかったのではないかという疑惑が焦点となった。バークレイズはハイフリークエンシートレーディング (HFT、高頻度取引)に対するダークプールの監視状況について顧客に誤った情報を伝えていたと発表資料は指摘。ニューヨーク州のシュナイダーマン司法長官によると、クレディ・スイスも自行のダークプールに組織的に注文を流す一方、ある取引システムを他よりも優先することはないと顧客には説明していた。

  シュナイダーマン司法長官は「バークレイズに対する提訴で始まったダークプール取引の不正に対する闘いにおける最初の大きな勝利だ。取引システムを操作しようとしたり、見て見ぬふりをしたりする人々との闘いを今後も継続する」と述べた。

  SECの発表によれば、バークレイズは投資家を欺き、証券法に違反したことを認めて支払いに応じる。同行は独立した監視役を導入することにも同意した。同行の広報担当マーク・レーン氏は、コメントを控えている。

  一方、クレディ・スイスは「クロスファインダー」と「ライトプール」という2つのトレーディングプラットホームに関係する今回の決着で不正行為を肯定も否定もしていない。同行の広報担当ニコル・シャープ氏は「SECおよびニューヨーク州司法当局との間でこれらの問題が決着したことに満足している」とコメントした。

原題:Barclays, Credit Suisse Pay $154.3 Million in Dark Pools Probe(抜粋)

(SECおよびNY州司法当局との合意内容を追加して更新します.)
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