ベネズエラ、ロシアとサウジに協調減産促す取り組みは困難な闘いに

  • ベネズエラのデルピノ石油相、1日にノバク露エネルギー相と会談へ
  • ベネズエラ、OPEC加盟国に会合開催を繰り返し呼び掛け

供給過剰によって原油価格が過去1年間に30%余り下落する中、ベネズエラのデルピノ石油・鉱業相は、ロシアとサウジアラビアに協調減産を促す取り組みで困難な闘いに直面しているとの見方を、アナリストのロビン・ミルズ氏とエドワード・ベル氏が示した。

  ドバイに拠点を置く石油コンサルティング会社カマール・エナジーのロビン・ミルズ最高経営責任者(CEO)とアラブ首長国連邦 (UAE)の銀行、エミレーツNBDの商品アナリスト、ベル氏は、減産による原油価格上昇で米国のシェール企業が恩恵を受ける可能性への懸念がサウジとロシアの協調減産合意を阻む一因になるとの見通しを示した。

  デルピノ石油・鉱業相は1日、主要輸出国であるカタールとイラン、サウジを訪問する前にモスクワでロシアのノバク・エネルギー相と会談する予定。

  ミルズ氏は1月31日の電話インタビューで「ベネズエラの説得でこれらの国々が何らかの合意に至る可能性は極めて低い。合意の条件が整っているとは思わない」と指摘した。

  ロシアのノバク・エネルギー相は28日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、ベネズエラが石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国との会合開催の可能性についてロシアに打診してきたことを明らかにしていた。ベネズエラのマドゥロ大統領は31日、ラジオ局ユニオン・ラジオで「OPECとOPEC非加盟国は合意に近づいている」と述べたが、どういった合意かについては特定しなかった。

  原油価格の下落に伴って石油収入が落ち込む中、ベネズエラはOPEC加盟国に対し、会合の開催を繰り返し呼び掛けている。2014年6月に1バレル=115ドルだった北海ブレント原油価格は今年1月に30ドルを割り込んだ。

原題:Venezuela Seen Facing Uphill Battle Getting Oil Nations to Cut(抜粋)

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