英国の欧州連合(EU)離脱が国民投票で決まれば、同国のサッカーチームには打撃-。イングランドのプレミアリーグ所属チーム、ウェストハム・ユナイテッドの副会長で保守党議員のカレン・ブレイディ氏が各チーム会長に宛てた1月29日付書簡で訴えた。

  労働者のEU域内での自由な移動が制限されれば、欧州大陸から優秀な選手を獲得するのが一段と難しくなると指摘すると同時に、ひいきチームの試合観戦でファンが移動する際に査証が不要で携帯電話通話料も抑えられるEU残留の利点を指摘した。さらに、EUからの資金が「草の根」サッカーを支えているとも付け加えた。書簡は残留キャンペーンを張るグループが公表した。

  ブレイディ氏は別のサッカーチーム、バーミンガム・シティの最高経営責任者(CEO)を1993年から2009まで務めた人物。「欧州から英国が切り離されれば、経済と英サッカー界の競争力に壊滅的な影響を及ぼし、開放的で多様性を受け入れるサッカーの精神に大きく反する。EUを離れればわれわれのリーグがダメージを受け、英国と欧州のチーム間での移籍に不透明感が生まれ、次世代のサッカー選手の足を引っ張る」とも論じた。

  国民投票は6月にも実施の可能性がある。ブレイディ氏は各チームの会長に対し、サッカーファンにも同問題への関与を促すためEU残留の利点を説くように呼び掛けた。

原題:U.K. Soccer Fans Told of ‘Devastating Consequences’ of ‘Brexit’(抜粋)

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