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欧州債(29日):軒並み上昇、利回り過去最低-日銀がマイナス金利

更新日時
  • 日銀決定は世界の中銀の「利下げ競争」開始を示唆-ラボバンク
  • ドイツ2年債と5年債の利回りは過去最低を更新

日本銀行がマイナス金利導入で市場を驚かせたことを受け、29日は世界の国債相場が上昇。欧州債も値上がりし、ドイツ5年債の利回りが初めて欧州中央銀行(ECB)の中銀預金金利のマイナス0.3%を下回ったほか、ベルギーとフランスの国債利回りも過去最低を更新した。

  日銀は同日の金融政策決定会合で、0.1%のマイナス金利による追加緩和に初めて踏み切ることを5対4の賛成多数で決めた。

  ラボバンク・インターナショナルのストラテジスト、マシュー・ケアンズ氏(ロンドン在勤)は日銀決定について「意表を突かれた。黒田東彦日銀総裁の市場を驚かせる力に対する信頼を強めた」と指摘。「これは相当攻撃的な動きで、自国のインフレを高めるために世界の中銀が事実上の利下げ競争にまい進していることが分かる。利回りは今、一方通行だ」と述べた。

  5年物ドイツ国債の利回りはロンドン時間午後4時13分現在、5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下のマイナス0.306%。一時は過去最低のマイナス0.309%となった。同国債(表面利率0.25%、2020年10月償還)の価格は0.225上昇し102.64。10年債利回りは昨年4月以来の低水準の0.33%に低下。2年債利回りは過去最低のマイナス0.49%まで下がった。

  イタリアとスペインの10年債も上昇し、ECBが預金金利をマイナス0.3%に引き下げた昨年12月3日以来の低水準に達した。同時刻現在の利回りはイタリア債が1.42%、スペイン債は1.51%。

原題:Bonds Jump Globally as Japan Joins Negative-Rate Club (Correct)(抜粋)

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