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欧州株(29日):上昇、日銀のマイナス金利導入で楽観広がる

29日の欧州株式相場は上昇し、2008年以降では月間ベースで最悪となっていた下落率を縮小した。日本銀行のマイナス金利導入で、世界的に経済成長に対する政策支援が期待できるとの楽観が広がった。

  指標のストックス欧州600指数終値は2.2%高の342.27となり、週間騰落率は1.2%の上昇に転じた。月間ベースでは6.4%下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)は今週、世界の経済・金融情勢を注視する姿勢を打ち出したばかりだが、この日発表された米国の2015年10-12月期国内総生産(GDP)は年率0.7%成長に減速した。

   マーケット・セキュリティーズ(ロンドン)のチーフ欧州ストラテジスト、ステファーヌ・エコロ氏は「日銀から大胆な動きがあるとは期待していなかったので、市場は今回の決定に沸いている」と指摘。「日銀が行動したので、次は欧州中央銀行(ECB)が続くだろう」とも語り、政策当局への期待感を示した。

It's a Sea of Red for Stock Markets This Month

  指数構成銘柄ではイタリアとスペインの銀行株が大幅に上昇し、両国の指数を押し上げた。スペインのポプラール・エスパニョール銀行は10-12月期の純金利収入増加が好感され、7%高。サバデル銀行も決算が予想を上回り、12%高と急騰した。

  風力タービンを手掛けるスペインのガメサ・コルポラシオン・テクノロヒカは19%高と急騰。ドイツのシーメンスが買収を模索していると伝わり、買いを集めた。

  一方、ドイツの鉄鋼大手ティッセンクルップは3.2%安。同社最高経営責任者(CEO)が欧州鉄鋼業界に「大きなリスク」があるとの見方を示し、嫌気された。同業のアルセロール・ミタル、フェストアルピーネもそれぞれ大きく売られた。

原題:Europe Stocks Rise on BOJ Boost as Wild January Draws to a Close(抜粋)

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