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「過去に例を見ない」チャンス、日欧・米の政策乖離で-ハワード氏

ヘッジファンドを運用する資産家のアラン・ハワード氏は、今年はトレーディングで利益を挙げる上で「過去に例を見ない」機会が到来すると述べた。金融政策の方向性乖離(かいり)と、4年に及んだ低ボラティリティ局面が終了するためだという。

  ハワード氏(52)はBHマクロの株主に宛てた書簡で、世界経済の成長減速は顕著さを増しつつあり、このトレンドが続けば各国の中央銀行にとって資本市場を支えるのはますます難しくなる可能性があると指摘。BHマクロはブレバン・ハワード・アセット・マネジメントの旗艦マクロヘッジファンドに投資する株式上場のファンド。

  「レジーム移行とディスロケーション(転移)という今の環境において、過去に例を見ないチャンスがおのずと訪れる可能性は高いと確信する」とハワード氏は29日に公開された書簡の中で論じた。

  事情に詳しい関係者が今月話したところによると、ブレバン・ハワード・マスター・ファンドの2015年12月成績は過去最大のマイナス。年間では2%のマイナスとなり、2年連続での年間マイナスを喫した。12月の金融市場は欧州中央銀行(ECB)の動きに不意を突かれたという。

  ハワード氏は書簡の中で、ECB、日銀をはじめ中央銀行にはさらなる追加緩和の余地がある一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げ方向を示していることは、トレーディングの機会をもたらすと説明した。

  「1年前から予想していた中央銀行の政策乖離(かいり)がようやく現実のものとなり、これでわれわれにとっても目に見えてチャンスが増えるだろうと確信している」と記した。

原題:Alan Howard Predicts ’Exceptional’ Trading Opportunity in 2016(抜粋)

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