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中国人民元:下落、1月の下げとしてはドルペッグ廃止後で最大

  • 上海市場の人民元は月間で1.3%安、3カ月連続の下落
  • 中国政府は現在、元の国際化よりも安定を優先していると頼春梅氏

中国人民元は29日、対ドルで下落。月間ベースでは中国人民銀行(中央銀行)が元安に誘導した後、介入や資本規制などを通じて元相場の下支えに転じるなど荒れた相場となった。

  東亜銀行の為替アナリスト(香港在勤)、ケニックス・ライ(頼春梅)氏は「人民銀は今月前半、元先安観の強さを過小評価していたため、人民元支援へと戦略変更を余儀なくされた」と指摘。「中国政府は現在、人民元の国際化よりも安定を優先している。これは理解できるが、投資家の信頼感を損なう格好にもなっている。次の資本規制がいつ発表されるか分からず、不透明感はかなり強い」とコメントした。

  中国外国為替取引システム(CFETS)によると、上海市場で人民元は現地時間午後5時18分(日本時間同6時18分)現在、0.05%安の1ドル=6.5786元。月間では1.3%下落し、1月の下げとしては、2005年のドルペッグ(連動)制廃止後で最大となった。これで3カ月連続の下落となり、月内には同6.5956元と5年ぶりの安値を付ける場面もあった。

  ブルームバーグの集計データによれば、香港オフショア人民元は同6.6119元。先月末からは0.65%下落。

原題:Yuan Turbulence Sees Biggest January Onshore Drop Since Peg End(抜粋)

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