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「中国ロング」敬遠の投資家、ヘッジファンドに注目へ-PAAMCO

  • アジアのヘッジファンドは欧米投資商品より好調
  • PAAMCOは年金などのアジアのヘッジファンド投資増加見込む

運用資産110億ドル(約1兆3200億円)のファンド・オブ・ヘッジファンズ、パシフィック・オルタナティブ・アセット・マネジメント(PAAMCO)は、今後5年間に投資家がアジアのヘッジファンドへの資金配分を倍増させる可能性があるとみている。投資家が不安定な相場を乗り切る手法を探る中で、欧米重視の商品より対アジア投資のファンドが良い運用成績を残しているためだという。

  同社のアジア調査責任者デービッド・ウォルター氏(シンガポール在勤)は、年金基金と政府系ファンド(SWF)がヘッジファンド投資の最大10%をアジアの商品に投じていると説明。この割合は今後5年で、恐らく最高20%にまで上昇するだろうと述べた。

  中国本土株の指標、上海総合指数は昨年6月、数年にわたる強気相場を終え、以後ほぼ50%下げた。世界の市場も大きなボラティリティ(変動性)に見舞われ、相場急落局面の悪影響を防ぐことのできるヘッジ戦略への需要が高まっている。PAAMCOによれば、平均的にベンチマークや欧米投資の商品より好調なアジア重視のヘッジファンドは、こうした需要の恩恵を受ける公算がある。

  ウォルター氏は買い持ちだけの「ロングオンリー投資家の多くが中国への投資をかなり恐れており、中国市場をアンダーウエートとしている」と指摘。「人々が今口々に話しているのは『中国ロングには本当にしたくない。ヘッジファンドに目を向けてみよう』ということだ」と語った。

原題:Volatility May Help Asia Hedge Funds Double Inflows, Paamco Says(抜粋)

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