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私はシティの「使い捨て要員」-産休中に停職になった元トレーダー

  • 他のトレーダーと情報を共有する慣行が奨励されたと元トレーダー
  • 解雇された元トレーダーがロンドンの雇用審判所に不当解雇を訴え

外国為替市場の操作をめぐる調査が進められる中で、監督当局をなだめるための「使い捨て要員」として自分が利用されたとシティグループの元為替トレーダー、カーリー・マックウィリアムズ氏が、ロンドンの雇用審判所で証言した。同氏は産休取得中に停職処分となった。

  スポットトレーディング・デスクで14年間勤務したマックウィリアムズ氏は28日に雇用審判所に対し、シティが非公開の顧客の注文情報を他行のトレーダーと共有するといった慣行を過去に奨励していたにもかかわらず、後に過去にさかのぼり慣行を非難するというあり得ない基準を適用したと主張。シティの幹部らはこれに対し、トレーダーがライバルと関係を築くことは奨励したが、注文に関する情報の共有は禁止されていたと反論した。

  マックウィリアムズ氏は「違反とされる行為が当時の日常業務の通常の慣行にすぎず、マネジメントが奨励かつ容認し、そうするよう求めて報奨さえしていたことを考えると、解雇は極度に厳しく不当なものだ。マタニティーリーブ(産休)の期間中に使い捨ての対象として私が選ばれた」と訴えた。

  指標操作をめぐる調査の過程で解雇された元トレーダーらは、元の雇用主を相手取り不当解雇の訴えを最近数カ月の間に相次いで起こしており、マックウィリアムズ氏などシティの元トレーダー4人もその中に含まれる。シティの元為替トレーダー、ペリー・スティンプソン氏については、昨年11月にシティによる雇用契約違反が認定された。

  シティの広報担当者は「個別の説明責任がシティにとって重要であり、雇用審判所でマックウィリアムズ氏のケースを争うのはそのためだ。われわれは最高水準の倫理規範を行員が忠実に守ることを期待している」とコメントした。

原題:Ex-Citigroup Trader Was ‘Cannon Fodder’ on Maternity Leave (1)(抜粋)

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