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米アメリプライズ株が急落、流動性ひっ迫懸念で顧客が資金引き揚げ

  • 資金を引き揚げている顧客は政府系ファンド-関係者
  • アメリプライズ株の年初来下落率は18%に拡大

米資産運用会社アメリプライズ・ファイナンシャルの株価が28日のニューヨーク市場で昨年8月以来最大の下げを記録した。顧客の資金引き揚げが続く中、減益決算を発表したのが嫌気された。

  アメリプライズ株は前日比4.19ドル(4.6%)安の86.92ドル。年初来の下落率は18%に拡大した。27日の株式市場終了後に同社が発表した資料によると、昨年10-12月(第4四半期)純利益は前年同期比16%減の3億5700万ドル(約424億円)。

  ジム・クラキオーロ最高経営責任者(CEO)は28日の電話会議で、「当社や競合他社は引き続き、大口顧客が流動性懸念に対応して好成績の運用戦略から資金を引き揚げる動きに見舞われている」と指摘。「10-12月期はおよそ14億ドルだった。1-3月(第1四半期)はさらに10億ドル以上流出すると予想される」と付け加えた。

  事情に詳しい関係者1人が匿名を条件に語ったところによると、CEOが言及した顧客は政府系ファンド(SWF)だという。エネルギー生産国のSWFは原油安の中で運用目標を達成するため資産を売却しており、世界の市場混乱を悪化させているとジェフリーズは今月のリポートで分析している。

原題:Ameriprise Slumps as Client Pulls Funds in Liquidity Squeeze (1)(抜粋)

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