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みずほFG:10-12月は19%減益、低金利で資金利益など減少

更新日時
  • 日銀のマイナス金利政策、銀行収益を圧迫との見方
  • 第3四半期利益、市場予想と同水準-通期予想6300億円を据え置き

みずほフィナンシャルグループの第3四半期(2015年10-12月)の連結純利益は前年同期比19%減の1353億円となった。株式関係損益は増えたが、低金利に伴う資金利益の減少や、国債取引関係収益の伸び悩みなどが響いた。通期予想は6300億円を据え置いた。

  29日開示した15年4-12月期決算から中間利益を差し引いて算出した。第3四半期の純利益はブルームバーグが集計したアナリスト4人の予想平均1370億円とほぼ同水準だった。4-12月の純利益は同0.7%減の5195億円で、会社側の通期予想に対する進捗率は82%となった。

  日銀はこの日午後、大手銀行などが預ける当座預金の一部に初めてマイナス金利を適用する金融緩和策を発表。世界的な株式市場混乱など環境が変化する中、景気拡大や物価上昇を後押しする狙いだ。しかし、銀行収益にとっては新たに不透明要因が生じたことにもなる。

  10-12月の連結粗利益は前年同期比18%減の4940億円。資金利益が17%減の2378億円、役務取引等利益が5.3%減の1380億円、国債売買益を含むその他業務利益は64%減の368億円だった。株式等関係損益は14%増の692億円と利益を下支えした。

日銀のマイナス金利政策

  SMBC日興証券の中村真一郎アナリストは、日銀のマイナス金利導入の影響について利ざや縮小など金融緩和効果で「大手行で連結経常利益で4~5%の減少につながる」と試算。今後は「資金を他に投資しなければならない」と述べ、融資競争激化の中、より低金利での貸し出しなどに向かうとみている。

  みずほFGは11月に政策保有株の売却目標を公表し、削減を進めている。12月末の保有する株式残高(連結)は1兆8902億円で、3月末から727億円減少した。

  BNPパリバ証券の鮫島豊喜シニアアナリストは、みずほFGについて「政策保有株の売却が進んでいる」と評価。第4四半期以降については、金融市場の混乱による証券子会社の低迷やエネルギー価格の下落の影響を懸念材料に挙げた。

  三井住友フィナンシャルグループが26日発表した10-12月純利益は前年同期比17%増の2381億円、4-12月の累計純利益は8.2%減の6262億円だった。三菱UFJフィナンシャル・グループは2月1日 に発表する予定。

(第3段落以降に詳細や市場の見方を追加します.)
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