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米FRBが主要33行にストレステスト-世界的リセッション対応で

更新日時
  • 最悪のシナリオは米失業率の10%への上昇などの条件を設定
  • 「逆境」シナリオでは米国の金利低下を想定

米連邦準備制度理事会(FRB)は28日、バンク・オブ・アメリカ(BOA)やJPモルガン・チェースなど主要33銀行について、深刻な世界的リセッション(景気後退)や米失業率の10%への上昇、緩やかなデフレへの耐久力を年間のストレステスト(健全性審査)で分析すると発表した。

  仮想シナリオを使ったストレステストは、2008年に発生した金融危機の再発を防止する米当局の取り組みの柱となる。FRBは審査結果に基づき銀行に資本バッファーの増強を求める。ストレステストに合格しない銀行は、自社株買いや増配が認められない可能性がある。

  FRBの28日の発表資料によると、「深刻な逆境」シナリオは、信用リスクの突然の急上昇と著しい市場の流動性不足、大手金融機関の少なくとも1つがすでに不安定な市場で資産売却を急がざるを得ない「苦境」を想定。低成長の長期化と市場のボラティリティ(変動性)抑制に直面する「逆境」シナリオはそれほど深刻ではないが、米国の金利が低下し、需要減少で商品相場が下落する状況で、世界の株式市場が緩やかな調整局面に入り、ボラティリティが一定のペースで上昇する条件が設定されている。

  銀行は4月5日までに資本計画とストレステストの結果をFRBに提出する必要がある。FRBは審査結果を6月末までに公表する。

原題:Fed to Stress-Test 33 Banks on Severe Global Recession Response(抜粋)

(2段落目以降に詳細を追加して更新します.)
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