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米国株:反発、原油高でエネルギー銘柄がけん引-決算に注目

更新日時
  • フェイスブック決算でハイテク株上昇、アボットはヘルスケア株圧迫
  • 原油相場続伸でエネルギー株が堅調

28日の米株式相場は反発。企業業績や世界経済の先行きに注目が集まる中、原油高を背景にエネルギー銘柄が上昇のけん引役となった。

  四半期決算の発表が最盛期を迎える中、株式相場はもみ合った。米連邦公開市場委員会(FOMC)は前日、世界情勢の米経済への影響を精査する姿勢を示した。フェイスブックの予想を上回る決算がハイテク株の上昇を誘った。一方、アボット・ラボラトリーズは9.3%下落。ヘルスケア株を圧迫した。同社が示した利益予想はアナリスト予想に届かなかった。

  S&P 500種株価指数は前日比0.6%上げて1893.36で終了。1.1%上昇した後、0.5%下げる場面もあった。ダウ工業株30種平均は125.18ドル(0.8%)高い16069.64ドルで終えた。ナスダック総合指数は0.9%高。

  グレンミードの投資戦略ディレクター、ジェイソン・プライド氏は「問題はもはや金融危機から通常の水準に戻ったかどうかではない。成長が持続するかどうか、成長がどれほど良好か、そして市場が間違った織り込み方をしているのはどこかというのが問題だ。前日のFOMC声明から市場が受け止めるべきなのは、成長がやや鈍化しており、中国や原油市場からの波及リスクを当局がはっきりと認識しているという事実だ」と述べた。

S&P 500 Zigzags Higher

  原油相場の方向が株式相場に強く影響してきたが、決算発表シーズンが本格化するにつれ、業績の影響力が増している。

  月初からの成績が7.4%安と、月間では少なくとも過去4年で最悪となる中、明るい分野になる可能性があるとして業績が注目されている。アナリストのS&P500種構成企業の第4四半期利益見通しは6.3%減と、1週間前の7%減から減益率がやや縮小した。既に決算を発表した企業のうち80%で利益が予想を上回り、50%で売上高が予想を上回った。

  この日発表された2月の耐久財受注では航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注が10カ月ぶりの大幅減少となった。全耐久財受注額は前月比5.1%減と、2014年8月以来の大幅なマイナス。12月の中古住宅販売成約指数の伸びは市場予想に届かなかった。今年初めは住宅市場の進展が抑制されることが示唆された。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は3%低下の22.42。月初来では23%上昇しており、過去最大の上げを記録した昨年8月以来の大幅な伸びを示している。

  S&P500種の10セクターのうち、エネルギー(3.2%高)や情報技術(IT、1.5%高)を中心に9セクターが上昇した。一方、ヘルスケア株は2.5%安となった。

原題:U.S. Stocks Advance Amid Corporate Earnings, Crude Lifts Energy(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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