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欧州株:ストックス600、3日ぶり下落-ロシュとH&Mに決算失望売り

  • Vストックス指数は月間ベースで8月以来の大幅上昇
  • エネルギー株が上げ幅縮小するとストックス600は下げ足を速めた

28日の欧州株式相場は下落。指標のストックス欧州600指数は前日まで続伸していた。ロシュ・ホールディングやヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)などが発表した決算が予想を下回る内容だったことが嫌気された。

  スイスのロシュが3.8%安となり、製薬銘柄指数を押し下げた。スウェーデンの衣料小売、H&Mは4.8%値下がり。ドル高が第1四半期利益を圧迫するとの見通しを示したことが売り材料。最近の株価動向は原油相場との連動性がますます高まっており、エネルギー銘柄が上げ幅をやや縮めるとストックス600指数は下げ足を速めた。

  同指数は前日比1.6%安の334.89で引けた。この日は方向感のない取引に終始し、0.3%上げた後、2.2%安まで沈む場面もあった。原油急落と中国減速を背景とした世界景気に対する懸念の強まりで、月初来では8.5%下落。このまま行けば1月としては2008年以来の大幅安となる。

  バークレイズのウェルスマネジメント部門投資戦略責任者、ウィリアム・ホッブス氏(ロンドン在勤)は「リスク意欲はまだかなり弱い」とし、「世界が新たな経済危機の崖っぷちにあるのか、今現在は疑わしきは罰せよといった様相だ。それと、直近の欧州決算はまちまちの内容となっている」と語った。

  ボラティリティが高まっており、ユーロ圏の株価下落に備えるオプションの価格を反映するVストックス指数は月初来では昨年8月以来の大幅上昇となっている。先物取引の出来高は、変動はますます激しくなるばかりだとの市場見通しを示している。

VStoxx Futures Trading Surges

  個別銘柄では、英鉱業・資源会社アングロ・アメリカンが8.7%上昇。第4四半期の銅生産量が23%増えた。スペインの石油会社レプソルは5.3%値上がり。一時項目を除く通期利益が自社予想レンジの上限を上回るとの見通しを示した。

原題:Europe Stocks Snap 2-Day Gain as Roche, H&M Earnings Disappoint(抜粋)

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