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タカタ:高田重久CEOが辞任用意、顧客の理解得るため-関係者

更新日時
  • 今後支援を受けるために辞任が避けられない
  • 責任の所在あいまいでは信頼回復難しいとの認識-自動車メーカー

エアバッグ問題を抱えるタカタは29日午前に会社の現状について自動車メーカーへの説明会を開催した。同社の高田重久最高経営責任者(CEO)は、主要取引先の理解を得るため辞任する用意があることがすでに分かっている。

  タカタ広報担当の松本英之氏は、説明会に高田氏が出席したか、また高田氏辞任の意向を伝えたかなどの詳細は明らかにできないと述べた。情報が非公開なため匿名を条件に語った関係者によると、エアバッグ問題対応への不満が顧客の自動車メーカーの間で高まる中、今後支援を受けるためには辞任が避けられないという。高田氏本人への取材を試みたが、回答を得られていない。

  関係者によると、タカタ経営陣はホンダを含む主要取引先からの退任圧力に直面している。自動車メーカー側はタカタが経営責任を明確にしない状態での支援はステークホルダー(利害関係者)に対して説明しづらいと考えており、責任の所在をあいまいにしたままではタカタへの信頼を取り戻すことは難しいとの共通認識ができつつあるという。

  タカタ製エアバッグではインフレータ(膨張装置)の不具合による異常破裂が相次いでいる。米国を中心に死傷者も報告されており、搭載車のリコールが大規模となる中、根本原因の究明が長引いている。最近のタカタの業績は昨秋に今期(16年3月期)純利益見通しを大幅減額するなど、リコール対応の負担もあり低迷している。

  タカタ株は29日、前日比3.9%高の620円で取引を開始し、一時は同11%高の664円まで上昇した。

(第1、2段落に説明会開催の情報、第4段落に背景説明を追加し、最終段落の株価を更新.)
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